研究室の紹介
茨城大理:電波天文観測研究室
教育研究指導の概要
- 学部4年・大学院(博士課程前期)の学生向けセミナーは,次の3つのカテゴリーを開講する。(1)天体物理学・観測天文学に関する基礎的教科書の輪講。(2)研究テーマに即したより発展的な内容。(3)各自の研究発表。各ゼミは大まかな学年進行に対応しているが,自由な参加も可能。
- 卒業研究や大学院でのより専門的な研究指導は,宇宙科学教育研究センターの米倉教員とも協力し,各自のテーマにあわせてそれぞれに指導を行う。
- 卒論,修論,博士論文に関わる活動においては,テーマに応じて,国立天文台など外部研究機関とも連携している。過去の実績については,「学位論文」ページを参照。
- 具体的な研究テーマは研究内容に関連したものを,学生の興味やレベルにあわせて設定する。研究内容の詳しい解説は「色々な解説」も参照。
卒業生の進路,学生の受け入れ状況
- 学部卒の約半数が大学院進学,約半数が就職。就職先は多様(メーカー,ソフト開発関連,官公庁,営業職など)。
- 修士入学者の約4割が他大学出身者。
- 修士卒の約8割が就職。就職先は多様(メーカー,ソフト開発など)だが,学部卒に比べ,研究開発に関連深い職種が若干多い。
- 修士卒の約2割が博士課程進学(茨城大,他大学どちらも実績あり)。
学生に望むこと
学力面はひとまずおくとして,天文学の観測研究はほとんどの場合が共同研究なので,以下の能力を伸ばすことに興味をもって前向きに取り組める人を希望します。
- 時間や約束を守る。無闇に遅刻や欠席をしない。
- 他人と積極的にコミュニケーションする(自分の意見や疑問点を伝え,他の人の意見を聞く)。
学生には学ぶ権利があることを自覚し,教員への要望は遠慮せずに言いましょう(常に満たされるとは限りませんが)。
指導の際の努力目標
より良い専門教育を行うことは当然として,以下の点にも配慮した指導を関連教員共々心がけています。
- 多くの学生が広く社会に出て活躍しようとしている現状にあわせ,『大人としての基本』も身に付けられるように。
- その上で,各学生の実力や志向にあわせて能力を伸ばせるように。
現在のメンバー構成
特に関連深い教員
- 米倉 覚則(宇宙科学教育研究センター教授):専門は電波天文学
関連深いポスドク・研究員
- 田辺義浩(宇宙科学教育研究センター)
学生(令和6年度)
- 博士後期課程:3名
- 博士前期課程:6名
- 学部4年生 :6名